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CDP-333ESD

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Yahoo! オークションでSONY のCDP-333ESD を買いました。1986年発売の製品なのでもう22年も前の製品です。

このCDプレーヤーは僕が中学生のときに初めて自分のお金で買ったオーディオです。

大学を卒業するときに研究室の実験室に置いてきてしまったのですが、どうしても側に置いておきたくて希望落札価格でさくっと落札しました。

どうして今頃こんな古いものを中古で入手したのかといいますと...

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ずっと1人で仕事をしていて話し相手がいないので、最近は女房相手にいろいろと熱く語ってしまうことがあるんですが、先日も女房にかつてのSONY 製品の質の高さやデザインの秀逸さを熱く語りました。どうしてそんな話になったのか覚えていませんが...

SONY のESシリーズの黄金期ともいえる時期の製品です。ここを読んでいる皆様にも80年代後半のESシリーズを持っている、持っていた方は多いのではないでしょうか?

当時中学生だった僕でもがんばって買える値段で、内容は値段以上で、デザインがシンプルで無駄がなく、ボタン1つとっても「カチっと」していこれぞSONY というクオリティだった...と、どんどん熱くなっていきました。

最後に「どうしてこういう良いものをずっと作り続けないんだろう」と言った瞬間、その言葉が自分の心臓に思いっきり跳ね返って来てはっとしました。

エルゴソフトが事業撤退を発表したとき、あるいは「EGWORD」が「egword」に変わってしまったとき、さらに「すぐれ筆」という宛名ソフトがMac OS X に対応しないまま消えてしまったとき...私たちは皆様に対してまったく同じ思いをさせてしまったのだとあらためて思ったのです。

物書堂で僕らがやろうとしていることの1つは、もう二度とそんな思いをさせないことです。頭ではそれだと商売として続かなくなって、結局は同じことになるという結論に達するんですが、「そんなの単なるあきらめだろう」と心がそう言ってます。

会社を立ち上げたのも、リスクを自分たちで背負うかわりに、もっと自由にこれまでと違うやり方にチャレンジできるからです。

物書堂の固定費のほとんどは僕と荒野の給料です。事務所もお互いの自宅で事務所代もかかりません。お互いにしっかりとしたパートナーがついていますし(荒野は未婚w)、僕も荒野も「食べていければいいや」と思っているので、情熱が消えない限りは大丈夫でしょう。

どんな製品を作るのかは次回のエントリーで。

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コメント(8)

なぜ?CDP?物書堂で?
…と思ったら、なるほど。そういうことですか。
CDP-337ESD,338ESDと所有しております。
去年ヤフオクで当時憧れだった557も入手…
(我々世代にヤフオクは毒です…)

国産オーディオブランドは衰退の一途をたどり
今やピュアオーディオと呼べる製品は選択の余地すら
残さないものとなってしまいました。

国産ワープロもまた…
と安直に重ねあわせるべきではないですが、
物作りへの情熱、大いに期待しております。

>nad さん

コメントありがとうございます。337ESD、338ESD、さらに557ESDの3台もお持ちなんですか!きっとシステム全部がすごいんでしょうね!
僕は当時555ESDが欲しかったんですが、中学生に出せる値段ではなかったです。重いですし(笑)。55xシリーズは最上位機種らしいこだわり満載の逸品ですね。ヤフオクにも出てましたが、まだまだ僕には手にする資格はないです。

おっしゃる通りでワープロもインプットメソッドもピュアオーディオと同じで選択の余地はない状況です。

音質への拘りは趣味の世界かもしれませんが、ESシリーズのデザインは本当に実用的で洗練されています。こういうすばらしいハードウェア設計の思想をソフトウェアで復活できれば日本のソフト業界も世界に胸を張れるものになると思います。話が大きすぎますね。でもバブル崩壊を境に大事なものを置いてきてしまっている気がするのです。

>>内容は値段以上で、デザインがシンプルで無駄がなく、
>>ボタン1つとっても「カチっと」していこれぞSONY という
>>クオリティだった...と、どんどん熱くなっていきました。

すごくよくわかります。
私も中学から高校生時代はオーディオにはまっていました。
最初に購入したCDプレーヤーも機種名は忘れてしまいましたがSONYの同シリーズだったと記憶しています。

あの頃のSONY製品は本当にクオリティが高かったですね。
ESDシリーズなどは真のコンシューマー製品だったと思います。
私はその後、Mark Levinsonに憧れていましたが残念ながら手に入りませんでした。

ハードウェアには独特の手ざわりの感覚があると思います。
ボタンの繊細なクリック感だけでも、至福の気持ちになれることがあります。
大袈裟でしょうか。でもiPodのクリックホイールはいいですよね。
所有したい、ずっと使っていたい、と思わせる製品は素敵です。

私のあこがれであったMark Levinsonのようなカテゴリとは違うのかも知れませんが、
EGWORDにもそれに通じる感じがします。
使っていて気持ちがいい、ずっと使っていたいということです。

私はEGWORDをずっと使い続けます。
もし物書堂さんからそのような製品がリリースされるなら、
購入してずっと使い続けたいと思っています。

>ひでぢさん、
届いてから何度もボタンを押しては、にやけている私はきっと変態に見えるでしょうね(笑)

このリニアモータートラッキングも秀逸で、試してみたら曲の頭出しはiTunes よりも高速です。機械仕掛けなのに!トレーもとても滑らかに出てきます。このCD プレーヤーとの出会いが私の物作りの原体験になっているんだとやっと気が付きました。いつも見えるところに置いておきたくて入手しました。

なかなか簡単にはできないでしょうが、納得のできるクオリティを目指すのがひとつのテーマです。

そうそう、思い出しました。あの頃はオーディオ専門店でもソニーは特等席にあり、品質の高さでその存在感を示していましたね。製品をとおして作り手の魂を感じることができました。

4月に2台目のMacを購入したのですが、ことえりの度重なるフリーズに悩まされています。
かつて10.2の時代に使っていたEGWORDの快適さが忘れられず、結局ヤフオクでegbridgeを落札した次第です。

製品のライフサイクルは、企業の考える経済合理性により決まるのだと理解しているつもりでも、愛着のある製品が消えるのは寂しい限りです。

物書堂さまから生まれる製品におおいに期待しています。


>だましかさん
最近の風潮は経済的合理性というより株主的合理性と言った方がいいかもしれませんね。
それにしても、ことえりがそんなにフリーズするのは変ですね。OS を再イストールしたりユーザ辞書を作り直してもだめですか?

はじめまして物書堂さま。

初期EGWORD&EGBRIDGEを愛用していました。
広告の世界でコピーライターとして仕事をしてもうすぐ20年になります。
根っからのMacユーザーでして、PowerBook170から始まってノートタイプはほとんど愛用しましたが、文章書きはいつもEGWORDでした。でも、社内外とのデータのやり取りという理由でMS-WORDを強要され、今は嫌々MS-WORDです。それ以外のワープロソフトをインストールしようとすると勤務先のITから削除されてしまうんです。あのお節介で身勝手で不可思議なマイクロソフト製品にはうんざりですが仕方ありません。

仕事ではなくて小説でも書いてみたいなと思い、久しぶりにMacワープロの世界を見てみたら、もうほとんど選択肢が無いんですね。原稿用紙モードが充実したソフトを探していたのですが・・・。往年の「たまづさ」も「ORGAI」もそして「egword」も・・・。ネットで検索すると「ORGAI」を探している人が多いみたいですね。私も気になるソフトでした。できれば物書堂さまには「ORGAI」を超えるような、小説書き・原稿書きのマスターピースのようなソフトを開発してもらえないか、と思っております。仕事なら嫌々でも使いますが、自分の表現には心底気に入った道具で臨みたいです。モンブランのマイスターシュテックみたいなね。

じつは私もヤフオクでSONY CDP-555ESDとDAS703ESを落札し愛用しています。四半世紀も前のハイエンド機ですが、私はこれで満足です。当時高校生で憧れていたCDですが、凄いモノ作りです。エンジニアの執念を感じるんです、隅々の造り込みに。技術は進み低コストでさらにスペックは向上しているのでしょうけど、今のオーディオに興味が湧きません。クライアントの技術担当の方などとも話したことがありますが、本当に作りたいものは作れない。経済原則がモノ作りをがんじがらめにして停滞させるなら、違うビジネスモデルを考えるしかないですね。

物書堂さんにはぜひ頑張っていただきたいと思います。製品が出荷されたら購入させていただきますよ。期待しています。

>風月堂さん、

CDP-555ESD は最高ですね。側面のスリットもかっこいいです。ジブラルタルシャーシなんて意味不明なネーミングですが、中学生の僕にも「なんかすげーんだろうなぁ」と思わせたという点で、すばらしいネーミングだと思います。

最近の製品はコピーもぐっとくるものに出会えませんね。合理的で分かりやすいものが受け入れられる世の中だからでしょうか。バブル以前に誕生したコピーが伝説のように語り継がれていますが、人の頭ではなく心を動かすマーケティングも復活して欲しいと思います。

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